【入院備忘録2016】大腸からの大量出血と緊急入院、断食、不眠症etc

自分はもともと体が丈夫な方ではなく、10年ほど前からは扁桃腺が腫れやすくなり、季節の変わり目などにはすぐ風邪を引いていました。そんな中、5年ほど前からランニングを始めると、嘘のように体が丈夫になってきました。

そして、最近ではお酒をどれだけ飲んでも二日酔いがなく、我ながら少々天狗になっている感がありました。しかし、先日大きなしっぺ返しを喰らうことになりました。今回はその経緯と自分なりの反省を兼ねて備忘録として書きたいと思います。

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突然の大量出血と緊急入院まで

忘れもしない11月2日(水)の朝、いつものようにベットの上で日課のストレッチをして毎日のアウトプットのためにニュースアプリをチェックしている時に急にお腹がゆるくなってきました。すぐトイレに行くとひどい下痢になっていました(汚い話ですみません・・・)

半月ほど前からある人のススメで、腸内環境改善のために苦手なヨーグルトを毎夜食べていたのでその影響か?と思いながらも、流すために立ち上がると真っ赤な血で便器がいっぱいになっていました。

大量の血を見て気が動転したのか、もしくは出血で貧血になったのか分かりませんが、目の前が急に真っ白になって危うく倒れかけそうになりました。

掛かりつけの病院に電話すると、すぐに精密検査を受けるようにすすめられたので、そのまま病院に直行して血液と大腸の精密検査を受けました。予約なしだったので、待ち時間が長くて、朝9時に病院について検査結果が出たのは16時頃でした。

そして、診察室に入り、恐る恐る消化器科の先生に話をうかがいました。撮影した腸内の写真を見ても出血が多くてほとんど見えなかったのですが、辛うじてクリアだった場所に「憩室」と言われる大腸の壁の一部が外側に袋状に飛び出したへこみが出来ていて、そこから出血している可能性が高いとの診察でした。しかも酷くなると腸に穴があくなどして死の危険もあるということで、即時緊急入院を告げられました。

実を言うと、この2ヶ月ほど前にも朝下痢と出血があり、早朝だったので総合外来を受診したところ、ウィルス性の腸炎との診断を受けて、処方された薬を飲んだら翌日には治ったので、今回もそのたぐいだと軽く見ていたので、5〜7日くらいの入院を告げられた時は相当ショックを受けました。

出血以外は特に痛いところもなく至って普通だったので、車椅子に乗せられて病室に向かう時は自分の状況が理解できずおかしな気持ちでした。ただ、病室について血圧を測ったら上が100を切っていたのでさすがにビビりましたが・・・

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治療の方針としては、出血が治るまでは水とお茶以外は絶飲・絶食で点滴を24時間投与し続けて体力の回復を待つことになりました。

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入院は中学校以来でどうしていいのか分からず、とりあえず妻と実家に連絡して当面必要なものを持ってきてもらいました。

11月3日(木)入院2日目・日常とのギャップを痛感

入院2日目の11月3日は文化の日。奇しくも祖父の命日で、予定では、実家に線香をあげて、午後からはおはら祭りと焼酎の日のイベントを視察(試飲?)しに行く予定だったので、病室に横たわっている自分とのギャップに歯がゆさと情けなさを感じた一日でした。しかも、21時には早々に消灯なので当然眠れるわけもなく、スマホで音楽を聴きながらkindleで読書をして0時ぐらいまで過ごしました。

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11月4日(金)入院3日目・早期退院への淡い期待

入院3日目。朝、出血がだいぶ少なくなっていたので、明日には出血が止まって最短5日間で退院できるのではという淡い期待もあり、会社や取引先とスマホで仕事のやり取りや読書などをして就寝しました。

ちなみに病室は4人部屋で斜め前の年配の男性が相当駄々をこねる人でナースコールを何度も押しては看護師に文句を言っている様子。その割には先生に理詰めで説き伏せられると大人しくなってましたが(笑)あんなお年寄りにはなりたく無いなとつくづく思いました。

11月5日(土)入院4日目・再度の出血と再検査

そして入院4日目、朝からお腹がグルグル鳴っていて少しイヤな予感。恐る恐るトイレに行くと、前日の淡い期待もむなしく、またしても大量の出血。この時ばかりは何か重い病気にかかっているのではと相当ショックを受けました。

主治医に相談すると、再度午後に精密検査を受けて様子を見ることに。そして、再検査を受けましたが、今回も出血量が多くて腸内の状況が分かりませんでした。主治医によると、憩室に溜まっていた血の塊がここ数日の点滴と水分摂取で洗われて出血したのではとのこと。

念のため、止血剤を新たに点滴で投与して3日後に再度精密検査を受けることに。そして、この段階で入院期間が大幅に延びることが決定しました。

また、この日病室の自分の向かい側に中年の男性患者が入院して来ましたが、この方のいびきが相当半端なく酷くて、夜中に何度も眼が覚めることに。睡眠不足でストレスが溜まって更に病気が悪化するんじゃないかと本気で心配しました(泣)

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食べれない状況を気遣ってもらい、両親や会社の方からは本の差し入れをいただきました。しかし、「忘年会ガイド」はさすがに目の毒で読めませんでした(笑)

11月6日(日)入院5日目・空腹と不安が募る

入院5日目、夜な夜な続く強烈ないびきのため睡眠不足のなか、6時起床。その影響か、朝の検温では37.5度の微熱。この日は便はなかったですが、点滴投与のみで5日間が経過してさすがに空腹感が強くなってきました。

夜の睡眠不足もあり、昼間は何時間か仮眠して過ごしました。そして夕方、妻に耳栓とアイマスクと腰用に湿布を持ってきてもらいました。これで夜も安心して眠れると耳栓をして就寝しましたが、100円ショップの耳栓をはるかに凌ぐいびきの音量で全く眠れず、仕方なくスマホで音楽やラジオを聴いて過ごしました(泣)

11月7日(月)入院6日目・不健康ダイエット

入院6日目。もし入院していなければこの日から東京方面に出張に行く予定でした。ただ、大量出血が少し遅れていたら出張中に入院する羽目になっていたので考え方によってはラッキーだった?と自分に言い聞かせました。

そして、便の出血が止まっていたのでひと安心。熱は37.3度で微熱が続いていましたが体調は悪くない様子。予定通り、明日再検査して問題なければ食事も再開していいとのことで希望が見えてきました。そして夜、病院の体重計で測ると72.6kgで、入院前から1.4kgぐらい減った様子。健康的なダイエットなら嬉しいのですが複雑な気分でした。

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11月8日(火)入院7日目・再々検査

入院7日目、運命の再々検査の日を迎えました。前回2回の検査が浣腸による検査で内部がよく見えなかったので、今回は下剤で腸内を完全に洗浄してから検査することになりました。約2Lの下剤を10分おきに200ccずつ飲んで、お腹が痛くなったらトイレに行って空になるまで続けるという苦行で、OKが出るまで約2時間ぐらいかかりました。

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そして、再々検査へ。今回は麻酔量を減らしたようで、薄っすらと意識のある中で検査を受けました。先生によると、どうやら出血は止まっているようでひと安心。検査終了後、意識がまだ朦朧としていたので1時間ほど病室で休んだ後、検査結果を尋ねるために診察室へ。

主治医によると、当初の見立て通り、腸内に憩室が何個かできていて、そこが炎症を起こして出血していたのが原因だった様子。憩室以外にはポリープなどの異常はなかったので、あと数日様子を見て問題なければ退院して良いとのこと。そして、待ちに待った食事もこの日の夕食からOKを頂きました!

そして、夕方になり、7日ぶりの食事。お粥と野菜や芋などをすり潰した簡素なメニューでかなりの薄味でしたが、まさに身に染みわたる美味しさで、一口一口を噛み締めて食べました。

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ちょっと大げさかもしれませんが、どんな一流料理よりも美味しく感じた食事でした。そして、この日は安堵感もあり、いびきで何度かは起きましたが比較的熟睡することができました。

11月9日(水)入院8日目・最凶の病室が完成!?

入院8日目、出血は無いですが、少し下痢気味。看護師さんによると、昨日の下剤の影響なのでそんなに心配しなくてもよいとのこと。

そして、この日、隣に新しく50代くらいの男性患者さんが入院されましたが、この方の香水がキツく離れていても鼻に付く匂い。

これで4人部屋がすべて埋まったわけですが、①偏屈者でうるさいご老人、②いびきが酷い男性、③香水がキツイ男性の3人に囲まれて最強(最凶)の病室が完成しました(泣)

この日はアメリカ大統領選挙の開票日で昼前からは特番を見て過ごしました。トランプ氏が当選するとは思っていなかったので驚きましたが、ここ数日自身に起こった出来事を思えば不思議でもない感じがしました(笑)そして、夕方になり主治医から翌日の退院許可をいただきました!

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11月10日(木)入院9日目・ようやく退院へ

そして入院9日目、退院の日を迎えました。微熱も落ち着いて、朝から体調も良好。片付けや書類の記入などをして、昼ごろに妻に迎えに来てもらい、無事退院できました。9日ぶりの外の空気に感極まるかと思いきや、車の排ガスが臭いというのが正直な感想でした(笑)

ただ、今回の入院で好きなものを食べたり、外出したい時にいつでも外に出れるなど、「当たり前」で「普通の日常」のありがたみを身をもって実感することができました。

入院中は妻や両親、会社や取引先の方々に支えてもらえて感謝の気持ちでいっぱいです。また、FacebookやLINEを通してたくさんの方に励ましの言葉をいただき、元気づけられました。自分はあまり人に頼るのも頼られるのも苦手な性分でしたが、今回ばかりは支え、支えられることの大切さ、尊さを学ばせてもらった気がします。本当にありがとうございました。

退院直後、実家に寄って、母の手作りの昼食を頂きました。久々の通常食ということもあり、早速食べ過ぎてしまいました(笑)

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入院を振り返って、思ったこと

今回出血の原因となった大腸内の憩室ですが、食事の欧米化やストレス、疲労などの影響で、日本人でも10人に1人ぐらいの割合で出来る人がいるようです。しかし、たとえ憩室が出来たとしても、健康的な食事や適度な運動、お酒やタバコなど刺激物を控えていれば発症も防げるようです。

退院後、まずはお酒を一切絶って、食事も極力、野菜やフルーツ、大豆、青魚などを多く摂るように心掛けました。また、食事量も以前は朝は抜いて、昼はカロリーメイトなど、夜は会食が多くてお酒を飲んで締めにラーメンetc相当乱れていたのでこちらも意識して改善しました。

退院してもうすぐ約三週間が経ちますが、お酒なしの会食にも随分慣れてきて、体調も良く、快腸で体質的に太りにくく(代謝が良くなった?)気がします。

今回の入院を振り返って、自分の中での一番の原因は「自身の健康への過信」だった気がします。これからはバランスの良い食事や適度な運動はもちろんのことですが、自分の身体にしっかり向き合って、健康寿命を1日でも長く伸ばせるように心掛けていきたいと思います。そういう意味で手遅れになる前に、よい経験をさせてもらったと感謝しないといけないかもしれません。

<参考サイト>