【書評】三木雄信著『孫正義名語録』

政治、経済とも閉塞感に満ち溢れた現代日本において、常に高い「志」を持って行動するソフトバンク創業者・孫正義氏の言葉をエピソードと共に紹介する一冊。

以下、特に響いた言葉を紹介。

  • やる以上は圧倒的ナンバーワンになる。
    2位以下は色々工夫してもどんどんやせ細っていく。圧倒的ナンバーワンになることに価値が有る。

  • 「なぜできないか」を言う者はリーダーになってはならない。
    リーダーは「どうすればできるか」を考え、意思決定することが使命。

  • 「遅すぎる決断」というのは決断をしないに等しい。
    何事にも通じることだが、どんなに良いアイデアや商品でも知られなければ存在しないのと同一である。

  • 仕事の悩みを解決するためには、もっと仕事をするしかない。
    ベストを尽くした結果の失敗はしょうがない。

  • 10秒考えて分からないものはそれ以上考えても無駄だ。
    時には「決めない」ことを「決める」ことも時には必要。

  • うまくいかなくても、やったことは全部将来の自分にプラスになる。
    未来は不確実だが、何も始めなければ何も得られない。

  • 迷った時ほど遠くを見よ。
    短期のアップダウンに動揺せず、長期ビジョンで考える。

  • 大きな絵を描けない者は、小さな絵も歪む。
    長期ビジョンがなければ、戦略・戦術も描けない。

  • 多様性が会社を永続させる。
    多様性を持って様々なビジネスモデルを目指すことが結果として会社を永続させる。

  • 後継者は創業者の考え方の本質は踏襲してほしいが、方法論は踏襲するべきではない。
    大事なのはその時の環境に応じた判断であって方法論ではない。

  • 世界の人々から最も愛されると同時に最も必要とされ人々を幸せにする会社になりたい。
    企業には社会的使命が必要。

他にも過去の実例に基づいた様々な言葉を紹介。
データに基づいた冷静な判断力とやり遂げる強い意思と情熱を兼ね揃えることが孫氏の成功法則の原動力と言える。